初心者のトライアスロン道 [佐渡挑戦->宮古挑戦->Weakman]

トライアスリート失格

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[佐渡] 長くて楽しい3日間

注) タラタラ長文です。

佐渡国際トライアスロン大会には大別するとAタイプとBタイプがある。
Aはいわゆるロングという類に入る、フルマラソンを含む1日がかりの長いレース。
一方でBは通称ミドルという類に入るレース。
A: Swim 3.8km, Bike 190km, 42.195km
B: Swim 2.0km, Bike 105km, 20km
(リレーもBタイプと同じ距離)
島をフル活用した形でこれらが同じ日に開催され1600人以上が押し寄せる佐渡の一大イベント。


Aに比べれば、感覚的には半分ぐらい。
とはいえ、今年5月にショートデビューした人間からすればBも十分長い。
Swimは練習時に泳いでいる距離だから良いとしても、
Bikeは先月の合宿時のロングライドが初の100km超で、
Runに至っては20kmという距離も未知の領域。

こーんな舐めた状態でも"その日"は来てしまったわけで。
まぁ何とかなるんだか、何とかするんだか。
とにかく新しいことに挑戦するという観点で楽しむことが目標。

準備が大丈夫か、といった不安はいっぱいだったが
レース前に緊張したりなんてことは無かった。
そんなに急ぐ必要もないし、初挑戦だから過去の自分という競争相手もない。

予想タイムも適当で。
「んー、8時間ぐらいで帰ってこれればいいかなぁ。」
という感じでレースに臨んだ。

事件は色々起きた。
でも天候にも恵まれ、仲間にも恵まれ、
泳いで漕いで走って完走。

記録としてはBの出場者700名弱の真ん中辺り。
予想よりも早いゴールで7時間を切ったことに大満足。

以下、詳細。

○前日
レースは日曜日だが金土に行われる説明会への参加が必須のため、
少なくとも佐渡へ前日入りが必要。
フェリーの時間にあわせて4時前にピックアップしてもらう。ねむー。
もう1人を途中で拾って3人で関越道を目指す。
早朝だから空いているはず、と思ったら車が多い。
そっか、世間的には土曜日の朝じゃなくて金曜日の夜中なんだ。


関越をひたすら北上。黄色い稲穂が美しい。
途中で雨が降ったりして少し心配したが山の天気だったか通り雨だったか。

4時間半くらいで港に到着。

駐車場で輪行袋に詰めておいた自転車と荷物を別の車に載せ換え、
フェリー乗り場へ。

とりあえず朝食(?)として立ち食いうどんを食べる。


カーフェリーの旅は2時間半ほど。
東海汽船と違って2等も個人のエリア区切りが無いので、
スペース確保は早いもの勝ち。何とか寝るスペース確保。

少しだけ寝る、というか横になる。


佐渡(両津港)に到着。
←歓迎ムード満点
陽射し強いー。眩しい。
載せていただいた自転車を下ろして組み立てる。
輪行袋から出して気が付いた。
「ぁ、ホイールのスポークが曲がってる」
固定用の紐のかけ方悪かったのかな・・・。
毎回どこかに出かける度に自転車の傷が増えるのだが・・レース前にちょっと気になる。
まぁ、この程度なら走りには問題ないよね(←根拠なし)ということにして。

荷物だけ車で運んでいただき、自走で宿を目指す。
の前に昼食。なぜかラーメン。
「自転車ってどのくらいするの?」
「ウェットスーツは?」
「何が楽しいの?」
「佐渡は道が悪いから気を付けて」
「トライアスロンのおかげで道が良くなるのよ」
などなど、お客さんとお店の方から話しかけられる。

宿まではちょっと遠回りして22kmの道のり。
空気が澄んでる。湖がキレイ。
ただ裏通りでも道には路肩がまるで無い。

宿は八幡館。
立派な旅館で窓からは素晴らしい田園風景が広がる。

「おぉー、すげー」
とひとしきり興奮してから
ウェットスーツとランシューズ等を担いで
また自転車に乗って会場へ。


一旦トランジションエリアに荷物を置いて、
少し離れた説明会場のアミューズメント佐渡へ。

色んなブースが出店していてキョロキョロ。
IDカードを発行してもらい、ホールで説明を聞く。

説明を受けた後、やっとスイムキャップがもらえる。

近所のスーパーで明日の朝食をゲットしよう、新潟米食べなきゃ
と意気込んで行ったら、おにぎりが見当たらない。
同じことを考えるトライアスリートで売り切れになった模様。
悩んだ挙句、手巻き寿司3点セットをお買い上げ。
(多すぎるかと思っていたが、実際美味しくてペロっと平らげた)

宿に戻ったら夕飯。
宿泊する部屋とは別の個室が専用に用意されており、優雅なひととき。
どれから手をつけようか迷うほど食卓にのぼる。

美味しいー。目にも楽しいー。

レースの準備をしてお風呂に入ってバタバタとしていたら10時過ぎ。
明日は4時起きネ、と言って長い一日終了。

○レース当日
3時半くらいに目が覚める。
あんまり寝た気がしないなぁ・・・。
良く考えるといつもレース当日は寝不足。いや、でも今日はいつもより長いわけだし。

手巻き寿司食べたりVAAM飲んだりして
Aタイプ出場の2人が慌しく出発するのを見送った後、
あ、そっか。まだ我々は余裕があるんだ、と気が付いて日焼け止めを塗る。
少しづつ日が昇り始める。

朝の冷たい空気の中、残り半分の荷物を背負って会場へ。
自転車に乗った所で「あ、グローブ忘れたかも」と気が付いた。
「ミドルだったらなくても大丈夫じゃない?」
と言われて確かにそうだけどコゲるしなぁ・・・と少し落ち着かなくなる。

だがしかし。
忘れ物はこれだけではなかった。
会場に着いてIDカードの提示を求められて一気に青ざめた。
昨日背負ってたリュックから出した覚えがない。
「IDカード無かったらマーキングもできませんよ」とマーシャルからぴしゃり。
「取りに戻ります。まだ時間ありますよね。」
「xx分で締め切りあるからちゃんと時間守ってね」
ひぇーん。

動転しているので少し道を外れてしまったりしつつも宿へ。
グローブも取りにこれたから良かったとしよう。と自分を慰めつつ、
また結構なスピードで会場へ戻る。
アップにしても負荷高すぎ・・・。既に汗だく。

マーキングをしてもらいに先に体育館へ。
長袖のフリースを着たままだったので、脱いで腕に番号を書いてもらう。
「まぁ、涼しいのに汗かいてるのね」とタオルで腕を拭いてくれる。
「いゃ、忘れ物をして・・・」
「どこの宿なの?まぁ近くてよかったわね」
「(IDカード)写真より実物の方がいいねえ」
いやいや、のんびり会話してる場合じゃないんです、と心の中でつぶやきつつお礼を言って去る。

トランジションエリアでドタバタとセットアップ。

ギリギリの時間になっているのに、さらにテーピングをお願いしてみたりする。
で、周りに殆ど誰もいなくなった頃にやっとビーチへ。
ビーチに着いてから、もじもじウェットの上を着ようとしていたら
「水の中で着たほうが早いかも」と教えてもらい海に入る。
入った途端に「海からあがってくださーい」という指示。
試泳とまで贅沢言わないからウェットだけ着させて・・・。

ふぅ、何とか間に合った。
やっと落ち着いて周りと会話ができるようになる。
レース直前の雰囲気が何だか楽しい。
騒がしいと思ったら、すぐ近くにマッチ(近藤真彦)が。
握手を求める人もいて面白い。
最近芸能人多いなぁ。
トライアスロンもブーム来てるのかなぁ。

[Swim]
大体45分くらいかなぁ、という予測の元に
40-50分という看板が見える辺りからスタート。
ただ、ウェーブ制ではないので、一斉にリレー含む750人ぐらいがスタートするのである。
遠浅を走るでもなくズブズブ歩く感じで、少し深くなってもドルフィンなんてやる余地もない。
人込みの中をぶつかりながら泳ぐ。
隙間を見つけては前に進もうとするがすぐに阻まれ、後ろからつつかれ。
何度も平泳ぎで調整。
少しずつマシになってくるが、それでも思い通りにはなかなか泳げない。
透明度が高いので、周りの人たちのウェットのメーカー名が読めるほど。
それでも2人の狭い間をすり抜けるように泳ぐのはストレスで。
ゴーグルにガツンと衝撃を受けてさすがに警戒を強める。
ガンガンぶつかって斜めに泳ぐ要注意人物から距離を置こうとしたら、
少しブイから遠ざかってしまう。
人込みのおかげでブイやコースロープに近づくのも難しかったが、
逆に言うと必ず周りに人がいるわけで、流れに乗っている限りヘッドアップは余り必要無い。
最後のブイを過ぎた辺りでキレイな泳ぎの女性を近くに見つけてしばらく斜め後ろにつく。
おぉ、この透明度だと合宿で教えてもらったことがちゃんと実践できる。
やっぱりキレイな海は気持ちいいなぁ。
水温も丁度良いし、波も無い。最高のコンディション。
そう、こういう海で泳ぎたかった!
レースもいいけど海水浴に来たい。
←前日撮影の海

スイムアップは43分。
# 人が多すぎたのか写真無し(--;
中山コーチが声をかけてくれたので走りながら手を振る。
シャワーがあったので、水をかぶりながらウェットの上を脱ぐ。
走ってトランジションエリアに向かおうとして、ゴーグルを落としたことに気が付く。
あれ結構高いしなぁ。と思って少し戻って探す。
無事ゲットして走ろうとしたら危うくコケかける。ふぅ。

[Bike]
トランジションエリアで、準備していた装備を身につける。
ウェットの下にはブラトップ(水陸両用)とレーパンを着ていたので、
バイクジャージを着て、グローブ付けて、靴下履いて、バイクシューズ履いて・・。
コゲ防止のアームカバーが濡れた腕に中々装着できず、苦戦。
(走りながら、なんて芸当できないからネ)
サングラスとメットを被ってさぁロングライドに出発だ。

漕ぎ始めても妙に足が重い。
Swimでそんなに足使っちゃったかなぁ、と思いつつ漕ぐ。
予想通り、序盤はガンガン抜かれる。
Swimが苦手な男性陣(?)が集団で勢い良く通り過ぎて行く。
無我夢中で漕いでいたのでどこで曲がったか余り把握してなかったのだが
湖が見えた時点で、昨日この辺り通った、と思い出す。

最初のエイドは様子見。
ボトルもまだいっぱいなので、通過。
ふむふむ。水とアクエリアスとコーラね。
驚いたのがコーラの人気度。最初からコーラ!と叫んでいる人がいる。
えっとカフェイン入っているから最後に飲むべきって聞いたけど・・・。

佐渡の島半分を巡るコースは海沿いで眺めも良い。
時々風があるが、少しずつ楽しくなってくる。
「合宿みたいに速く走らないでゆっくりマイペースに」
というのが、事前に平松代表から届いたメールにあったアドバイス。
素人なんだし、ショートと違ってタイム気にしないで
のんびり完走目指すものかなと思っていたのだが。
結構頑張っちゃってるかも。

そのうちトイレに行きたくなる。
濡れた上にバイクジャージ着て風に当たって冷えたのかな。
いや最後にトイレに行ったの4時間以上前だし普通か。
次のエイドで行こうかな、どうしようかな。いやまだ大丈夫と次々とパス。
アップダウンとかエイドの位置とかもうちょっと事前に頭に入れておけばよかったなぁ。
と後悔してみたりもする。


段差のショックで接触不良になるらしく、
サイクルコンピュータが時々作動しなくなる。
さらにややこしいことに朝のドタバタの距離をリセットせずにスタートしてしまったので、
現在の達成距離が良くわからず・・・。
たまに50kmといった看板が現れるのを見て差し引きする距離を認識する。

集落のそばだと沿道で地元の人たちが応援してくれる。
タイコ叩いている人もいる。チビッコもいる。
おばあちゃんが熱心に応援してくれるのは写真で見たことあったけど、
こんなにいっぱいいるんだなぁ。すごーい。

最も気持ちよかったのは海沿いの見晴らしの良い下り道。
眺めもいいし、ブレーキかけずにスピード出せる。
ひゃっほー。
サイコン見たら時速53km示してた。

エイドステーションでは
「欲しい食べ物いってくださーい」と声をかけられるのだが、
おにぎりなんて左手だけで食べるの難しそうだな、と思ってパス。
バナナは好きだけど、皮むけるかな・・・ということでこれもパス。
実際、空腹感も無かった。
フラスクに詰めたジェル(カーボショッツ)も殆ど消費しなかった。

少なくとも小木の坂の前に、ということでやっとエイドでトイレ休憩。
これが正解で、直後に坂が待っていた。
勢い付けて行かないと苦しい時間が延びるだけ、と思って
ぜぇぜぇ息切らせながら登る。
休憩のおかげか結構な人数を抜く。
あれ、もう1回坂あるんじゃなかったっけ、終わり?
これなら合宿の時の方がキツかったかも、と安心しかけた所で
第2段が来た。ぜぇ。
その後も風が強かったり微妙な上りが続いたり、
事前に聞いていた通り確かに最後の20kmぐらいがツライ。物理的な距離以上に長く感じる。

八幡館の前を通り、会場へ向かう頃、
速い人たちは既に走り始めていた。

[Run]
自分の周りのBikeラックには自転車が少ない。おぉ、珍しいこともあるもんだ。

走る時に何着よう、というのを最後まで悩んで。
挙句、気候や気分で選べるように各種取り揃えてみた。
上だけでもタンクトップ、ノースリーブのバイクジャージ、半袖Tシャツ2枚、長袖Tシャツを用意。

で、結局・・・着替え無し。靴下だけ履き替えて、そのままGoとなった。
Swimアップ時にもBikeアップ時にも、日焼け止め塗りなおしはせず。
代わりに日焼け止めをバイクジャージのポケットに突っ込んでRunに突入。

走り始めてちょっと後悔した。
日焼け止めが走るたびに揺れてカシャカシャうるさい。
しかも付ける余裕無し。
しばらく進んでから、手の甲にだけは塗ったので意味はあったけど。



Runは予想通り、毎度のことながら歩いた。
特に最初の5km程が辛かった。
練習時に膝が痛くなっていたのが気になっていたのだが、
幸か不幸か、足が重すぎて衝撃を与えるほど走れない。
すり足走法と呼べるかどうか、地面から浮かすのがやっと。
応援してくれている人が多い序盤で歩きたくないけど、むーりー。

折り返しの道なので速い人たちは逆走している。
既にゴールが近い金子先生とすれ違う。
「お、早いじゃん!」
と驚いた様子。
むふふ。今から時間かかるけどネ・・。

20kmどうなることやら。
まぁ3時間かけても大丈夫だからのんびりいくか。
と歩いたり走ったりを繰り返して少しずつ進む。
陽射し自体は強いが、風が吹くと涼しいし湿度も低い。
ただ日陰はゼロ。
服がずっと濡れたままなのでそれほど暑くは無かった。

眺めも良く、大きな坂なども無く、
マラソン経験者にとってはきっと快適なコース。
自分の頭の中では「折り返し地点まーだー?まーだー?」をリピート。
後半になるとやっとBikeの足からRunの足になったのか
継続して走る時間が増えてくる。
代わりに左足の裏が痛くなってくる。靴擦れだ。
そりゃこんな距離走ったこと無いからネ。

これ夢に出そう、と思いつつ、
ひたすら「ASまで100m」という看板を目指す。
全てのエイドでアクエリアスをがぶ飲みする。しかも後半は2杯ずつ。
2杯もゆっくり飲みながら歩くので、ゴミ箱を過ぎてしまい、
紙コップをスタッフ(きっとボランティア)のおじちゃんに手渡すと、
「来年もまた佐渡来てね」
と声をかけられる。
思わず「はいっ」と応えてしまう。
島をあげて歓迎してくれている感じが伝わるなぁ。

後半は「八幡館まーだー?」をリピート。
今日は何回宿と会場を往復するんだろう。
走りながらも、顔見知りのSunnyFishの会員さんを見つけて手を振ったり。
声をかけてもらったり。
一緒のレースで知ってる人がいるって楽しいなぁ。

八幡館の辺りで気が付いた。
もしかして夢の6時間台が達成できるかも。
最後の最後にタイムを気にし始めた。
前の人が警備員と会話しているのを耳にする。
「あと何kmですか」
「2kmぐらいだと思います」
え、2kmって・・・1km6分でも間に合わない?・・・。
と一旦諦めかけたが、それでも頑張ってみる。
おー、商店街が見えた!
いけるかも。
フィールドに入ってからもダッシュ。
ホントはゴール前で抜いたりしちゃいけないんだよね、と思いながらも
時計を見ながらすり抜けて走る。
手元の時計で59分過ぎ。うひょ。
ゴール。多分間に合った。


どうやらスタートが7時よりも30秒ほど早かったらしい。
後で見たら14時4秒前にゴールしていた。あはは。
散々歩いてたくせに、最後だけ焦るところが我ながらマヌケ。

[ゴール後]
大きなバスタオルだけでなく、
銀メダルをかけてくれる。ちょっと嬉しい。

エイドでは手を出さなかったおにぎりを食べながら、既にゴールした人と会話する。
しかし喉を通らない。お腹も減っていない。
続々とゴールしてくる人たちの中に何人か夜Swim仲間を発見。
おにぎりでベトベトの手が気になりつつもハグで健闘を称えあう。

冷やした方が良いというアドバイスを受けて、
体育館近くに設けられた海洋深層水のたらいで脚を冷やす。
ついでに救護で靴擦れしたところに絆創膏を貼ってもらう。

荷物を無理やり全て突っ込んで、また自転車で宿へ。
当然ながら宿への道はRunコース。
走ってる夜Swim仲間を見つけて手を振る。
Aのトップ選手も自転車で戻ってきていてRunとBikeが混在。
てことは、宿の前は絶好の応援ポイントということね。

宿に戻ってお風呂、かと思いきや、
ウエットだけ洗って、Aの応援に出かけることにする。
アクエリアスを飲みすぎたからか、多糖類取りすぎたからか、
お腹冷えたのか、分からないけどお腹の調子が悪くなってきた。
後から考えればCATV見ればよかったのだが、だらだらと後片付け。

マジックで手にみんなの番号を書きとめて
先ほど往復した道のりを自転車で戻り、探す。
190km自転車乗った後のフルマラソンにも関わらずみんな走ってるっ。
見つけた仲間も普通に会話できているし。みんな余裕?

なぜか途切れなく話し続ける仲間の傍をしばらく自転車で併走。
「Bikeでパンクていうかバーストしちゃって・・・やっぱり空気圧が・・・」
「いや、あの。話すと辛くないですか?」
段々日が暮れて暗くなってくる。

会場に移動してゴールした仲間を見つける。
脚に擦り傷がある。Bikeエイドで接触しかけてコケたらしい。
みんな色々トラブルあるんだなぁ。

それにしても。Aタイプ完走してビール飲みたいって元気だなぁ。
ロングは内臓やられるって聞いたけど?
夜になってさすがにお腹が減ってきた。
みんなでうどんを食べる。

仲間のゴールを見届けてから帰路へ。


本日9度目(?)の道を通って宿へ向かう。
真っ暗な中、蛍光たすきだけが光ってランナーの存在を知らせてくれる。
一人一人に声をかけながらゆっくり漕ぐ。
「がんばれー、あとちょっと」
苦しいだろうに返事してくれる人もいる。
ちょうど最終だった模様で、一番後ろには回収車が連なっていた。

片付けやお風呂の後に閉店間際の地下の飲み屋に行き、
焼きソバなどをつまむ。
みんなはビールジョッキ、私はオレンジジュースで乾杯。
やっと1時頃に就寝。

○翌日
6時には起きて、7時から朝食。
眺めの良い7Fでバイキング。

イカソーメンが美味しい。パイナップルが嬉しい。
やっぱり日本人は味噌汁だねぇ、と言いつつ2杯飲む。

手ぶら便というサービスで荷物を両津港に送り。
閉会式に参加するために自転車でアミューズメント佐渡へ。
またこの道だ。
全身筋肉痛でも、驚いたことに自転車漕ぐのは歩くよりもずっとマシ。

昨日の今日なのに、写真がゼッケン番号ごとに用意されていた。
3枚あったので3枚とも購入。1枚1000円、でも思い出プライスレス?
昨日の今日なのに、記録速報が冊子になって山積みになっていた。
# いい仕事してますなぁ。


表彰式を終えて、美容師さんに教えてもらった回転寿司屋へ。
ジリジリと強い陽射しの中、自転車を漕ぐ。
回転寿司は期待以上に美味しかった。

甘エビじゃなくて、南蛮エビっていうのか、ふぅん。
ブリのたたきって初めて見たよ。
とか言いながら、4時間前にご飯食べたはずなのにどんどん平らげる。
海の幸堪能。しあわせー。

お腹いっぱいになった後は、日焼けを気にしつつ、のんびりサイクリング。
国道350号線から外れた途端、のどかな田園風景が広がる。

「きれいー。気持ちいい。」
「ここってBタイプのBikeコースじゃないの?」
「え・・・」
記憶無し。

「AタイプのRunはこの辺りまで来るんだよ」
「こんなところまで来るんですか。でも素敵な眺めですねぇ」
「これで来年の予習はバッチリだね」
「いえ、誰もそんなこと言ってないです」

道の駅に立ち寄って
のんびりサイクリングの後は、温泉へ。

誰もいないー、貸切。と思ったら続々とトライアスリートが。

今日はどこに行っても佐渡中でトライアスリートに出会う。
でも自転車で移動しているのは我々だけ。
水の出の悪いシャワーで髪は洗わず。温泉で温まって出る。

港に着いたら大急ぎでお土産をゲット。
輪行袋詰めたり、重いの担ぐの大変だし、ということで。
帰りは自転車を軽車両としてフェリーに持ち込むことにする。
大きく開いた魚の口みたいな所から、車よりも先にフェリーの中へ。

端っこに固定してもらい、誰よりも早く船内へ。

寝るスペースを確保してFinishersタオルを敷く。


降りる際も車より先に出ることができた。
これは軽車両代払う価値あり。

駐車場で3台の自転車を積みこむのにパズルのような苦戦をして出発。
さて、どうせなら新潟で夕飯でも食べようか、という話になり、
「昼と同じでよければ回転寿司とか?」
と提案してみたら採用され。
昼も夜も回転寿司。

新潟の寿司屋でも「佐渡」という文字が並びブランド力を知る。
みんなで昼と比較をしつつ堪能。
回転とは名ばかりでオーダーの都度、全て目の前で板さんが握ってくれる贅沢さ。

私は佐渡の店の方が気に入ったけど、飽きないなぁ、海鮮三昧。

その後の長いドライブは行き以上に盛り上がる。
佐渡とレースと今後と。
テーマはいくらでもあって会話が途切れない。

日付変わって2時頃自宅到着。
あー、楽しかった!
毎日こんな生活だといいのに。

佐渡は素晴らしいところだった。
もちろんレースも良かった。
でも。色んな人のおかげで前後を最も楽しんだかも。
みなさん、本当にありがとう。

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